かけ算の順序論争

これって、1970年代からある古典的な論争なのね。

私は初見の際、「積は可換なんだから、不正解はおかしいだろう」と思ったのですが、順序擁護派にしてみれば、

  • 積の交換法則を習う前の時点で、
  • 立式プロセス(掛けられる数と掛ける数)を理解しているか

を○×で評価しようとするために、こんなことが起きるんだなぁ、と思った。

違う例えでいえば、分数を習う前のわり算で、

  • 10÷3=3あまり1 は正解で、
  • 10÷3=10/3 (3ぶんの10) は不正解

みたいなもんと理解した。

現時点での私のまとめ:

「教師または親が子どもの数学的理解度と才能を見極めたうえで、適切なフォローをすれば○×どっちでもいいんじゃない。自分で可換法則を見つけてしまうぐらいの子なら○にすればいいし、数字に弱そうだったら立式プロセスを教えるために×でいいと思う。」