武田邦彦『偽善エコロジー』

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)

徳島で買って読んだ。昨今のエコロジーブームに警鐘を鳴らす本。確かに文章は読みやすく、面白い。ただ、論理展開に怪しい部分があるのと、独自の数字が根拠なしに提示されることがある(例えば、P176のプラスチックのリサイクル量に関して、「公的に発表されている数字で8万トン、私の調査と計算では4万トン程度です」等)。なので、自頭で論証しながら読むといいと思います。

調べてみたら、安井至や山本弘とやりあってるのね。

(参考)

• 反「偽善エコロジー」(市民のための環境学ガイド 08.03.2008)

Amazonのカスタマーレビューも参考になると思います。