未来を考えるための科学史・技術史入門

読了。古代から現代までの科学史および技術史のトピックを満遍なく概観できる入門書としては良書だと思う。特に、18世紀以降の「科学依存型技術」や「産業化科学」といった、科学と技術の関連の歴史に ついて詳しい。また、軍事・戦争と科学技術の関わりについて11章から15章とかなりのボリュームを割いて記述されているのも特筆すべきところと思います。 最初書店で見つけた際、「体裁がものすごく山川出版社の歴史教科書っぽい」と思ったくらい、教科書っぽいスタイルです。