新政権の科学・宇宙政策関連
ニュースピックアップ
- 日本が変わる:「独法」見直し 「埋蔵金」回収、難航も(毎日jp)
- 最先端研究開発支援プログラム:支給対象者、再検討へ−−鈴木副文科相(毎日jp)
- 日本版NASAできる?内閣府に宇宙庁構想(YOMIURI ONLINE)
- どうなる科学技術 新政権政策を分析(CHUNICHI Web)
ポイント(中日Webが詳しい)
- 首相の下に「科学技術戦略本部(仮称)」を設置。省庁横断的な研究プロジェクトや基礎研究と実用化の一体的な推進を図る。
- 国立大の教育・研究経費となる運営費交付金を毎年1%ずつ削減する方針の見直し。素粒子物理等巨額な予算を要する基礎科学研究分野でも世界的な研究拠点を目指す。
- 各省庁の宇宙関係部門と宇宙航空研究開発機構の企画部門を内閣府の下に再編一元化。将来は宇宙機構を含め「宇宙庁」の創設を検討。
- 天下りの温床となる独立行政法人は見直しの対象。宇宙関連部門再編と合わせてJAXA解体もありうるかも。
- 2700億円の研究費を配分する「最先端研究開発支援プログラム」について、支給対象者の再検討も含めて見直し。
調べてて知ったけど、鳩山首相って「リニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟」の会長代理なのね。
- 科学立国の明日(1)ILC「ノーベル賞」で急加速(YOMIURI ONLINE)
- 「リニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟」総会開催される(先端加速器科学技術推進協議会 2008/12/24)
個人的な印象として、加速器科学、ロケット・衛星等莫大な予算が必要な基礎研究は、昔から政治家へのアウトリーチ(俗に言えば取り込み)が上手な印象があります。逆に地上での宇宙観測は下手ですね。ALMAでも苦労したようだし。