統計検定2級

統計検定2級(CBT方式)に合格したので、その勉強について記録をしておく。本当は11月のマークシート式のほうを受験したいと思っていたのだが、コロナ禍で11月の試験は中止となっため、CBT方式のほうで受験した。

勉強期間は、なんとなく受験しようとおもってから6か月くらい。問題等を解いていたのは3ヶ月くらいかと。

まずは、教科書的なものを読む。ちょうどコロナ期間で街の書店もしまっていたのでAmazonで2級対策用の本を買おうと思ったのだが、なぜか軒並み売り切れていた。そのなかで買えたのが次の一冊。

単位が取れる統計ノート (KS単位が取れるシリーズ)

単位が取れる統計ノート (KS単位が取れるシリーズ)

  • 作者:西岡 康夫
  • 発売日: 2004/11/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

単位が取れるシリーズは物理本は何冊か買ったことがあり、わかりやすかったのでこれにした。ただ、内容的には良いのであるが、順列組み合わせやベイズの定理は載っていないので、別の本で補う必要がある。

確率論 講義ノート  場合の数から確率微分方程式まで

確率論 講義ノート 場合の数から確率微分方程式まで

  • 作者:徹, 大平
  • 発売日: 2017/03/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

この本はちょっと専門的で統計検定2級だと前半9章ぐらいまでが範囲となるのだが、抽象的すぎずほどよく具体的な例が載っていてわかりやすいと思う。

これらをひととおり読んだら、みんな大好きBelLCurve 統計学の時間をひととおり勉強。たぶん、1ヶ月くらい。

bellcurve.jp

無料でこれだけ内容充実しているのは凄い。

500円を寄付するつもりで、統計検定2級模擬問題集1を買ったけど、問題数も少ないので、統計学の時間の問題だけでも大差ないと思う。

つぎに、統計検定2級 過去問題集を2周した。2か月くらい。

日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2017〜2019年]

日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2017〜2019年]

  • 発売日: 2020/03/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

問題のパターンをみてどのような問題なのかを把握するためにも、過去問題集は必ず買ってやるべき。最初のうちは解法が思いつかないとかよくあるので、その場合は悩まずに答えをみる。たまに、こんなの無理という解法もあるが、そういうのは悩まずに飛ばす。本番では10割の正解は必要なく、6割でよいのだから。

あとは、仕上げに、Qiitaの統計検定2級チートシートを眺める。

qiita.com

qiita.com

期待値、分散、共分散、相関係数、変動係数、二項分布の期待値と分散の式などは暗記する。

あと、電卓は自分でよいとおもったものを買いましょう。

CBT方式の申し込みはホームページからなのだが、座席数が少ないのか、直近の試験は申し込めず、1ヶ月くらい先の試験を申し込んだ。申し込むと勉強のモチベーションも上がるので、1ヶ月間があいてよかったと思う。

本番は筆記具持ち込み不可ですが、紙と筆記具は用意されています。時間が不足しがちになるので、解ける問題を先にすすめるのがよいと思いました。確率あたりは解けたのですが、検定のところが苦手で「落ちたかも?」と思いながら解いてましたが、結果は76点で合格でした。