Plank 2013 Results
2009年に打ち上げられた宇宙マイクロ波背景放射観測衛星Planckの、最初の15.5ヶ月の観測結果が発表されました。
一気に論文29本、多い…。
簡単なまとめ(間違っていたらごめんなさい)
- ダークエネルギー:ダークマター:物質の割合 72.8:22.7:4.5(以前の結果) -> 68.3:26.8:4.9 (最新の結果) ダークマターが増えた。
- 宇宙の推定年齢 138.1億年プラスマイナス0.5億年 少し延びた
- ハッブル定数 67.3 +- 1.2 km/s/Mpc ちょっと小さくなった
- ニュートリノ世代数 3.2 +- 0.23 素粒子標準理論と無矛盾
- ニュートリノ3世代の質量の和の上限値、< 0.23 eV at 95% C.L.
- 多くのインフレーションモデルが予測した非ガウス性ゆらぎは検出されず(fNL = 2.7+-5.7)
- 大角度でのCMB温度揺らぎが標準模型(ΛCDM)による予測と合致しない
このあたりを参照のこと。
- Planck衛星の結果発表に対する反応(Togetter)
- プランク衛星による宇宙論の新発見!(宇宙のブラックホールについてのQ&A)
- Universe after Planck(Resonaances Particle Physics Blog)